産後の30代女性が慢性的な背中・腰の痛みを訴え来院されました。
10年ほど前から感じ始め今は常に背中に重さを感じる。意識を向けていないと背筋を正す事が出来ず、気が付いたら背中が丸くなってしまう。妊娠をしたこともあり、全く外に出る事がなくなり身体を動かす機会がなくなっている。2週間前に急に右側頭部がズキズキと痛む頭痛に襲われその痛みは4日間続いた。そのような痛みは初めてで、これまでは首の痛みが強くなってくると後頭部のあたりが痛くなるような頭痛をよくおこしていた。
検査をしてみると胸椎のスプリングの低下、頚部後面の筋の緊張、頸椎可動域の全体的な減少、胸椎の過剰後湾、腰椎の過剰前弯、それによる胸腰移行部起立筋の過緊張、上部頸椎の関節機能障害が認められた。
施術はフルスパインで各部位にかかる負担を取り除き、胸腰部の筋群、頚部の筋の緩和を行った。施術後、頚部の可動域は回復し身体の重さが消え背筋も伸ばしやすくなり、胸椎過剰後湾、腰椎過剰前弯も減少した。