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下肢痛(足の痛み)を伴う腰痛 腰椎椎間板ヘルニア (40代男性)

40代男性が、両下肢痛を伴う腰痛を訴え来院されました。

この方はトラックで配達をしている方で仕事がら重い荷物の上げ下げや長時間の運転をしているせいか長年腰痛は繰り返していた。それでも今まで経験してきた腰痛は腰に痛みが出るだけで脚の方まで痛みが広がることは無かった。だが、今回の腰痛は今までなかった脚にまで痛みが広がっている。そして痺れまでも。その痺れは15分歩くと右脚に出るが5分ほど休むと治まり再び歩けるようになる。
6年前、激しい腰痛に見舞われ救急車で病院に搬送されたことがあるが、少し休んだら痛みがどこかへいったかのようになくなったのでそのまま歩いて帰った。その時レントゲンを撮って軽度のヘルニアと診断されたが何も治療は施してこなかった。

検査をすると症状を誘発したのは体幹の屈曲10度、SLRで右は60度、左40度、腰椎棘突起の押圧、頚部伸展30度。

動作では体幹の伸展極度の制限。腹臥位になると右ふくらはぎに痺れが出る。強めの抗重力位にしても5分ほどで右ふくらはぎに痺れ。

検査の結果、腰椎椎間板ヘルニアに伴う右坐骨神経痛及び左下部腰椎椎間関節障害の疑いと予測し、状態を見ながら柔軟性を取り戻すようフルスパインでの治療と大腿部の筋の緩和操作を週に2回のペースで4週間続け、週1回を3週間、そして2週間後に1回の計12回行った。

腹臥位になると痛みが出てしまうので1回目、2回目の治療は主に側臥位で行った。治療後は若干痺れが減った気がする程度だが、まだ15分以上はしびれが出るので歩くことができない。
2回目の治療後、左大腿部の痛みが出始めた。これは腰椎の可動性がついてきたことで出た痛みと説明をする。

3回目の治療から徐々に腹臥位での治療も始められるようになりSLRでの誘発角度が増加し回復傾向になる。
3~5回目の治療後、自転車置き場まで歩いてる時は下肢痛がすごく強く出ていたが家に帰るころには痛みはなくなる。

6回目の治療以降、腹臥位になっても下肢痛が出なくなってきて日中を普通に過ごす分には両下肢痛が出る事はなかった。
9回目のときは頚部を伸展しても腰下肢痛が出る事がなくなったが仕事で荷降ろしをやり続けた時は大腿部に痛みが出た。それでも2,3時間経つころにはおさまった。
この頃から少しずづ家でも出来る運動を指導しセルフケアに努めてもらうようにした。

11,12回目の治療のときには朝起きた時の腰痛も、張る程度に抑えられるようになりここで治療を終了。
以後再発防止のため2,3週間毎のメンテナンスへ移行しいていく。

通常ヘルニアのような治療は15回前後、もしくはそれ以上の回数を有するとも言われています。今回の場合、この患者さんが根気よく通い続けて下さったことが一番の成果でした。

ヘルニアに限った事ではないですけど重い症状はすぐに良くなるとは言えません。
状態によって治療内容も制限せざるを得ない場合もあります。障害部位の程度もありますが、患者さんの体力も関係してくるからです。
それでも適宜、適切な治療を行う事が早期回復の手助けになると思います。

ぎっくり腰をしたことはあるが2,3日安静にしてれば痛みが引いてくると思い、何もせずそのまま放置する方など案外いると思います。傷ついた部分はやがて時間が過ぎることで痛みがなくなりますが傷ついたという記憶は残るのでまたいつか再発の危険性が高まります。カイロプラクティックの施術を受ける事によってその危険性を低くして再発防止に努力しましょう。

参考にして頂けると幸いです。

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