これは２年前から来られている患者さんの症例です。
当時この患者さんは肩・首のこり、右顎の痛み、
右腕の痺れを訴え来院されました。仕事中にふらつくこともあり、精神内科を受診したところ適応障害と診断され抗鬱薬を処方されていました。そして当院に来院される2週間前から右半身によく汗をかくようになっていました。そして頭痛やめまい仕事中の息苦しさ、食欲減退もみられてました。
検査をしてみると右腕の痺れは胸から腕へつなぐ筋肉が緊張して神経を刺激して出ていたものと考えられます。その他の症状に関しては首から背中にかけてのハリが強くなりそれが自律神経のバランスを崩し起こしていたものと思われます。
施術内容は自律神経のバランスを取り戻すように、副交感神経との関連が深い頚部を重点的に行いました。
頭痛は初回の施術で、右腕の痺れに関しては2回で、顎の痛みは5回で、その他の症状は8回の施術で治まりました。プールに通ったりとご自身で体のケアを始められたのでそれからはメンテナンスを兼ねて1月半から2ヶ月に1回の施術をしていきました。
ですが、仕事が忙しくなり、プールにも当院にも通うことができなくなり約半年が経過した頃また症状が出始めてしまいました。
症状が完全に当時の状態にまでは戻ってはいませんでしたが骨盤のねじれと首の歪みが強く出ていたので施術を行ったところ、すぐに症状は良くなりました。
担当コメント
このケースを通してお伝えしたかったことは、メンテナンスの重要性です。症状があるときに重点的に治療をすることでその症状は軽減し良くなっていきますが、今までと同じような生活を繰り返しているとまた症状がぶり返してくることがあります。メンテナンス治療とは症状を繰り返さないように未然に防ぐ予防的観点から患者さんたちにおすすめしています。
みなさんもまずは今抱えている症状を取り除くことはもちろん、今後もその症状が出ないようにメンテナンス治療をして元気な体を手に入れてみてはいかがでしょうか。
こちらにできることは全力でさせて頂きます(__)
