練馬区にお住いの30代女性がぎっくり腰を訴え来院されました。
これは先日夜に子供をだっこしながらあやしていたところ左臀部にズキンとした痛みが起こってから始まりました。寝ているときに右に寝返りを打つことはできるのですが、左に打つと痛みが出ます。胡坐をかいていると徐々に左臀部に痛みが出始めます。この患者さんは6月に出産をされたのですが、妊娠中は右腰のほうに痛みがあったそうです。
椅子に座る、立ち上がるなどの動作でも痛みがあり、特に前屈と体を右に倒したし回したりする動作で痛みが強くなりました。触診をしてみると左の大殿筋と大腰筋に明らかな筋緊張が見られ仙骨のねじれも見られました。少し臀部に熱感もあったので臀部に対する施術はあまり行いませんでした。
その後なるべく安静に過ごしていただくために骨盤ベルトを巻いてもらい炎症が落ち着くであろう3日後に再び施術を行いました。
初日の施術後次の日は痛みは残っていたもののだいぶ減り、その次の日になるとほとんど痛みは残っていませんでした。臀部の過緊張もなくなっていました。
そしてまた4日後に施術をしたときにはほとんどのぎっくり腰の時の所見がよくなっていていました。
今はその痛みがぶり返さないよう2週,3週と間隔をあけて経過観察をしています。
担当コメント
この患者さんは少なくとも妊娠中から腰に負担をかけていたと思われます。それが出産をし育児に追われている最中に身体が悲鳴をあげたのでしょう。
かなりの痛みが出ていましたが、施術後になるべく安静にしてもらったことが症状の回復につながりました。育児はほんと大変だろうと思いますが、気になる痛みをまだ大丈夫だろうと放っているとあるとき大きな痛みとなって現れることがありますので少しでも気になるようでしたら是非ともご相談下さい。
早期発見、早期改善が大切です!