42歳女性が左臀部からふくらはぎまでのしびれを訴え来院されました。
この症状はおよそ半年前に右側の臀部から出始め、徐々にふくらはぎのほうにまで拡がっていきました。それが気が付いたら左側に移り同じようにお尻からふくらはぎにまで痛みとしびれが出ました。これらは一度出るとなかなかなくなりません。主に座っているときにこれらの症状が出るのですが普段から左の太ももに筋肉痛のような突っ張る感じや、少しびりびり感があるそうです。
検査をするとしゃがむ動作、前屈で左臀部に痛みが出ました。整形外科的検査ではヘルニアや神経の圧迫の有無を調べるテストでは陰性を示していたのでそれらのようなものが原因ではないと思われます。ですが背骨の歪みが、特に骨盤に顕著に出ていたのと腰部の柔軟性が制限されていました。
この結果から、骨盤のゆがみが太ももの筋肉を緊張させ、ちょうど正座をしていると足が痺れてくるのと同じようにふくらはぎにかけて痛みとしびれを出していたものと思われます。
初回の施術は背骨・骨盤のねじれと柔軟性をつけていくことを中心に施術をしました。2回目の施術時にはしゃがんだ時の痛みや座っていて出てくる痛みが今までの半分くらいに減りました。そして今まで座った時に足を組んでいたのが足を組まないようになりました。引き続きねじれを取るのと柔軟性をつける施術と腰を支えてくれている筋肉の緊張を緩和も同時に行いました。3回目の施術では痛みやしびれではなく臀部に筋肉痛のようなものが出る程度にまでなりました。
計4回の施術で臀部からふくらはぎまでのしびれと痛みは完全に消失し今後は定期的なメンテナンスをして症状の再発防止に努めていく予定です。
担当コメント
この患者さんは痛みを抱えていた期間が約半年とはいえ症状の進行はそこまでひどくなっていなかったので早い改善が見込めたものと思われます。しびれにはいろいろな種類があります。ほんの些細な骨盤のねじれやゆがみでもそのような症状を引き起こすもととなることがあるので同じような症状でお困りの方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。 早期改善が大切です!