36歳女性が1週間前に起こしたぎっくり腰を訴え来院されました。
前日から腰痛があり、朝出かけようと荷物を背負おうとしたときに左腰に痛みが走りました。その日は痛みがあるもののそのまま仕事をし、その次の日に軽く腰をもんだら少し回復しましたが今はもう動くだけでも痛くなってしまいました。
ぎっくり腰はここ3年くらい続けて冬から春になる時期に必ずなっていたそうです。
歩くだけでも腰に痛みが、響き身体を動かすと痛みが強く出ます。どうしてもこの時期は仕事が忙しく帰りが遅くなることも多いそうです。
検査をしてみると身体が右に傾き骨盤に大きな捻じれが見られました。そして右の腰背部に若干の熱感もありました。体幹の動きでは前屈5度ほどで腰に痛みがあり、左右に倒すのと回すのは平気でした。仰向けになって左足を上にあげると30度くらいで腰に痛みが出ました。
熱感のある部分には施術を行わず初回は骨盤のねじれを取り除くことを中心に行いました。
施術終了後、前屈が50度まで行くようになり、仰向けの状態で左足を90度近く上げても腰に痛みは出ませんでした。歩きも平気です。
2回目の施術では前回取りきれなかった右腰背部に対する施術も行いました。終わった後では身体をいろいろな方向に動かしても痛みの再現はありませんでした。
計3回の施術でぎっくり腰は回復し、以後再発防止のため3週間に1回のメンテナンスケアをしていきます。
担当コメント
寒かった冬から暖かくなる春に向けてこの患者さんのようにぎっくり腰などの急性期症状が出やすくなっています。一般的には仕事も忙しくなってきて日中間の寒暖の差から身体が悲鳴を上げやすくなってきています。よくよく聞いてみるとたまに腰痛は起こっていたそうです。今回のケースは程度がそこまで重くなかったこともあり短期間での回復ができましたが、もう少しかかることもあります。大きく痛めていなくても少しでも嫌な感じがする時はお気軽にご相談下さい。早期発見、早期改善がベストです!