1か月前にぎっくり腰をした患者さんが来られました。
ちょうど時期的に花粉症シーズンでくしゃみをしたときに発症した。発症してからもずっと痛みが変わらずにあるので骨盤ベルトを巻いて過ごしていたそうです。
その1か月前から腹筋を鍛えようと運動をし始めていたそうです。今は歩くのも身体を動かすこと全般に痛みがあります。
検査をしてみると、腰部から骨盤の周辺にかけて軽い熱感があり骨盤も右に大きく傾いていました。そして右の腰方形筋と大腰筋に過緊張と強い圧痛が認められました。体幹の動きも前屈が全くできませんでした。
初回の施術は熱感のある腰部は控え骨盤の歪みを整えました。施術後は歩行時の痛みが6割ほど軽減し前屈も30度までは痛みもなく曲げることができました。2回目までの間はゴールデンウィークを挟むことになり外出をされる予定があるとのことだったので骨盤ベルトは持ち歩いてもlらいました。
2回目の来院時は、初回の施術後から5日間ほどはベルトを巻かなくてもいいほど調子が良かったのですが、来院の前日は痛みがピークにありベルトを巻いていました。この時は前回ほどの熱感がなかったので初回時に見られた大腰筋と腰方形筋の圧痛を取り除く施術も加えました。
3回目の来院時は痛みがだいぶ落ち着きベルトも巻かなくても生活に支障をきたさなかったそうです。
合計3回の施術でぎっくり腰による日常動作への影響はなくなり1か月後に再度確認の意味を込めて検査をさせていただく予定です。
担当コメント
この患者さんは急に腹筋の筋トレを始めたこともぎっくり腰を起こす要因になったものと思われます。通常急性期の症状は炎症反応は2,3日続いてあとは緩やかに収束していくのですが、歪みが残っていたことで常に患部に刺激を与え続け1か月もの長い間ぎっくり腰のような重い症状を抱え続けていたのだと思います。
人間の身体には自然治癒力が備わっているのですが、それが何らかの影響によりうまく作用しなくなると回復に時間がかかってしまいます。カイロプラクティックの施術は神経系の働きを正常化に戻すことで自然治癒力を高めるようにしているのでその後の回復にいい影響をもたらします。みなさんの中になかなか治らない症状を抱えている方がみえたらお気軽にご相談ください。回復のお手伝いをさせて頂きます。