32歳女性が産後の頭痛と腰痛を訴え来院されました。
半年前にご出産され、妊娠後期から恥骨の痛みと腰痛があり、出産直後は起き上がれないくらいの痛みに襲われていました。それと特につらいのは頭痛でした。以前から時折出ていたのですが、ここ数週間は毎日朝・晩と頭痛に悩まされていました。今は授乳のため夜も3時間おきに起きています。そのためか、日中もボーっとしてしまうこともあるそうです。
検査をしてみると、立位姿勢で上半身が後ろに反ってしまい、胸腰部のスプリングが減少していました。そして頚胸部から頭部にかけての筋の過緊張が認められました。あとは全体的に身体が左にねじれています。その他所見からも産後、育児による不良姿勢の結果これらの症状が出たのだと思われます。
初回の施術は減少してしまったスプリングの回復と脊柱のねじれを重点的に取り除いていきました。2回目の来院時には肩こりは残るものの一度も頭痛は出なかったそうです。3回目の来院時は頭痛と肩こりが2日ほどぶり返してしまいましたけど、その後は調子の良い日が続いたそうです。次回は来月から育休が明け会社に復帰するそうなので育児と仕事を両立させた場合に頭痛や腰痛が再発しないか経過観察を行っていく予定です。
担当コメント
この患者さんに限らず育児というのはその時間のほとんどを子供に合わせてしまいお母さんの身体に対する負担は増える一方です。そして授乳もしているために薬を服用することもできません。睡眠時間がまとまって取れないのも症状を悪化させる要因です。育児中はなかなか時間を作るのも難しいとは思いますが、ウェルビースパインでは赤ちゃんを寝かしておけるベビーベッドも置いてあります。子連れで来院される患者さんも多くいらっしゃいますので気兼ねなくお子さんを連れてきて頂けます。つらい思いはなるべく早く取り除いてしまいましょう。ご連絡お待ちしております。