練馬区光が丘在住の48代女性が肩の痛みを訴え来院されました。
去年の冬ごろから左肩が痛くなりそれから徐々に腕を挙げることもままならなくなってきました。あまりの激痛になったため整形外科を受診したら四十肩と診断されステロイド注射をしてもらいましたが、その激痛は消えることなく2,3週間続きました。
布団をまくったり、腕を回す、テニスのバックハンドなどの動きで痛みがおこっていました。その他には全体的に腕を動かせるには動かせるが全ての方向に痛みをともなっていました。
初診検査では左上肢外転50度、外旋30度、内旋5度すべての動きに痛みを伴っていて、その影響からか身体が左に傾いていました。
初診後、テニスでトスを挙げるのが辛かったそうです。検査をすると左肩は右肩よりも上がるスピードも遅く外転90度を超えたあたりで痛みが出てしまうのでその場で腕を支持することが出来ませんでした。そして外転をすると痛みのです90℃辺りから屈曲も同時に入れてしまいました。
2回目の治療後、外転のスピードは右と同じようにはなりましたがまだ後ろで手を組むことはできません。3回目の治療後は前回よりかは後ろで組めるようにはなったがまだ指どうしを付けることはできないのですが、日常生活で支障は出なくなりました。外転動作もスムーズになり屈曲もそんなに入らなくなってきました。
4回目の治療後からは、趣味であるテニスをしても痛みが出る事はなく、後ろで手を組むのも指はつくようになってきました。左肩の外旋が50度、内旋が45度になりました。ようやく5回目の治療後には後ろで手が組めるようになりました。
担当コメント
四十肩は痛みを伴いながら肩の動きが低下してきます。この痛みが結構鋭いのです。よく、四十肩や五十肩は何もしなくても痛みがなくなるといいますがそれは本当です。ですけども本当に肩の動きが少なくなります。
今回のケースでは患者さんに治療での痛み、自宅でのストレッチの際の痛みに耐えながら頑張って頂いたことが約3カ月という短期間での回復につながりました。良くなる期間には個人差だありますが、これに関しては痛みに耐えながらも動かしていくことが早く良くなる近道だと思います。
でも、じっとしていても痛い炎症期の間は安静にしていてください。その痛みが減ってきたら少しずつご自身で動かしてください。この時に来て下さるとより効率のいい治療が出来ると思います。肩を動かすと痛みを生じるなどお困りの方、是非一度ウェルビースパインにお越し下さい。