中野区江古田に住む29歳女性が数か月前より左頚部痛と肩こりを訴え来院されました。
どこかを痛めたのかと思い整形外科を受診したところ特に異常は見当たらず、ストレートネックといわれ痛み止めの薬を処方されただけでした。その後、一時的に痛みは治まっていたのですが、2週間前より再び痛みが発症しました。特にここ数日は痛みが強く夜寝ていても痛みを感じ、朝は痛みで起きてしまうほど強く、頭痛も感じていて仕事中も痛く、首を動かすのもままならないみたいです。
検査をすると、座位で背中が丸くなり頚部の可動域が全方向で左頚部に痛みと制限が出ていて、頚胸移行部と腰部に側弯、頚部から肩にかけての筋肉の過緊張が、頚椎、胸椎を中心に脊柱の可動性の減少などがみられました。
初回の施術では頚椎、胸椎を中心に矯正し、頚部から肩にかけての筋肉の過緊張を取り除くようにアプローチをしました。3回目の施術も引き続き脊柱の可動性を付けるような施術をし、仕事の合間にできるストレッチや姿勢の改善をアドバイスしました。4回目の施術で痛みは消失し仕事中に頭痛が出ることもなくなり、寝てる時も痛みで起きることがなくなりました。
担当コメント
首が痛くて整形外科に受診した際、レントゲンを撮り『ストレートネックだね。』と言われた事、大多数の人はあると思います。そしてそれを聞いた時に、「ストレートネックだから痛くなってもしょうがない」と妙にあきらめのような納得をしちゃっていませんか？
ストレートネックとは読んで字のごとく首がまっすぐになっているという事です。本来、首は前弯と言って前に弓なりにカーブしているのですがそのカーブが減少してまっすぐになっている状態の事を言います。この名称は症状ではなく状態のことです。
ストレートネックの人は必ず首の痛みを抱えている訳ではありません。逆に正常な弯曲を持つ人でも首の痛みを訴える事もあります。大事なのはその形状ではなく機能・働きがちゃんとしているか、です。確率的には正常な前弯の人よりか幾分痛くなりやすい傾向にはありますが、傾向にあるだけでしっかりとした神経の働き、関節の動きが伴っていれば痛みはなくなります。
実際、ストレートネックの人が首の痛みがなくなってもストレートネックが治っていない事もよくあります。ストレートネックと言われた方、心当たりがある方は是非一度ウェルビースパイン練馬にご相談下さい。
