25歳女性の方が、右顎関節の異音と違和感
を訴えて来院されました。この症状は7、8年前から発症し少しずつ悪化して来ました。
顎関節の違和感は特に朝起きた時に感じ、口が閉じたままスムーズに口が開かないことが多いということでした。口を開ける為に一度顎を前に出してから口を開けなければならず、さらに口を開ける時に右顎関節が引っかかる感じかして、この時に「カキッ」という音がするということでした。この患者さんは趣味でサックスを10年以上演奏していて、サックスを吹く時に口もうまくすぼめられなくなりました。歯医者さんに行ってレントゲンを撮ってもらいましたが、顎関節には異常はなく、歯列矯正を勧められましたが、その前に他の療法も試してみたかった為に来院されました。
検査では見た目の顎の左右への極端な変位は見られませんでした。顎関節の動きは開口時に左右への動きの変位があり、この時に右顎関節から異音が認められました。顎関節の運動の大きさの制限はなく、口も問題なく大きく開くことが出来ました。顎関節自体には圧痛はありませんでしたが、あごを開閉するいくつかの筋肉に圧痛が見られました。
施術は引っかかりのある右顎関節の調整と顎周辺の筋肉のバランスを整える施術を中心に行いました。頸椎や首肩周りの筋肉も顎の動きに密接にかかわり合っているのでこれらにも施術を行いました。施術後、顎の開閉の違和感が少なくなり、朝起きたときもスムーズに口を開けることが出来、音と引っかかり感も小さくなったということでした。
担当コメント
この患者さんの顎関節の音と違和感は顎関節自体の問題もありましたが、顎関節を動かす筋肉や頭や首の傾きなど多数の問題あったのではないかと推察出来ます。この患者さんはうつ伏せに寝ることが多くこの姿勢が、顎や首、頭の傾きに問題を引き起こして、結果的に顎関節の問題を引き起こしたのだと思います。患者さんの感じる症状は小さくなりましたが、口を開けるときの音に関してはまだ改善の余地があるので注意深く施術を続けさせて頂きます。日常的に何気なくしている姿勢でも、長期間繰り返すことによって徐々に負担が重なり障害を引き起こすことは少なくありません。普段何気なく気になることでも良いですので、お気軽にご相談下さい。


































