30代女性がぎっくり腰を訴え来院された。
この痛みは仕事中に前屈みになった時に左腰がグキッとなり、その日はそのまま痛いながらも仕事を続けた。次の日にはその痛みは増悪し、あまりの痛みに仕事を休み、寝込んでいた。3,4年前も同様に右腰を痛めたことがあるが、痛みの強さはその時の方が今回よりも強かった。
仕事は助産師を8年続けてていて日勤・夜勤と習い事のため1日の睡眠時間が3時間ほどしかないため、慢性的に疲れている。背中のコリは特に2年ほど前からよりひどくなり、後頭部から頭頂部にかけてズーンと重いような頭痛もしばしばある。
検査をすると体幹屈曲で症状の誘発、左仙腸関節関節機能障害、胸部過剰後湾、前頚部筋の緊張が認められた。初回施術後痛みは残るものの体幹の可動域は増加した。2回目は3日後に行い痛みはほぼ消失した。ぎっくり腰に対する施術は2回で終了したが、寝不足が続き生活も不規則なため背中の張りが出やすくなっているので現在は2~3週間に1度のメンテナンスを行っている。