左腕の全体的なしびれが1か月前より出現。とくに思い当たるきっかけはない。肩から指先までしびれるが手背(手の甲)には出ない。このしびれは常時あるわけではなく、急に出現し1~2時間で治まるという状態。何かをしている時にしびれるということもなくデスクワーク中であったり、自宅で食事中であったり一貫性はない。左手の握力が弱くなっている感じがある。肩こりは何年も前から慢性的にある。左首の突っ張り感もしびれがでる以前から気になってはいた。
検査時にはしびれは出ていない状態。頸椎可動域検査で左回旋、左側屈、伸展時に左頚部に痛みが出るがしびれの再現なし。頚部コンプレッションでしびれの再現あり。頸椎前弯減少。胸椎後湾減少。感覚異常なし。
頚部神経根に負荷をかけている要素の除去。頚部、胸部を中心にフルスパイン施術。
1回目の施術後頚部の突っ張りは変わらないが握力低下が改善。しびれはまだ出るが回数が減少。3回目施術後にはしびれ感が弱くなりしびれ出現回数も3分の1程に減少。4回目以降はしびれ消失したのでメンテナンスに移行。
このケースの場合症状出現から1カ月たってからの来院で比較的早期改善が出来ました。たかが痺れとほったらかしにしてしまうと皮膚の感覚が鈍くなってしまったり力が入らなくなってしまったり痛みになったりとこじらせてしまう可能性があります。整形外科では異常がないと言われたからといって諦めないで下さい。画像では判断できない異常があります。カイロプラクティックではそこを検査し施術していきます。お困りの方は是非早めにご相談下さい。