10代男性(中学生)が首から肩にかけてのこりを訴え来院。
発症は1年ほど前からで朝起きると右頚部痛、勉強中には左頚部痛が出るとのこと。頚部痛がひどくなると後頭部にかけて頭痛がでるという。
検査では立位姿勢において頭部、肩峰、骨盤の左右の高さが著明に違い、体幹の側方への傾き、腰部過剰前弯、坐位姿勢での腰部後弯、側弯、頭部前方位などの不良姿勢がみられ、頚部の可動域では全方向で頚や肩に痛み、張りを訴え、後頭下筋群、頚部、胸部の筋緊張、脊椎の歪み(分節機能障害)、頚椎の一部に可動亢進が認められた。また本人は頚を「ポキポキ」鳴らす癖があるという。
施術は脊椎の歪みに対する矯正、筋肉に対するアプローチを行い、ストレッチやエクササイズ、姿勢、勉強中の環境についてのアドバイス、また頚を鳴らす癖を控えてもらうよう勧めた。
数回の施術で頚、肩こりは改善し頭痛はなくなった。たまに長時間の勉強などで頚部から肩への症状は出るものの、ストレッチ、エクササイズ、姿勢の改善など対処できるとのこと。
現在はメンテナンスケアへ移行している。