側頭部痛 眼窩痛 頭痛 (40代女性)
40代女性(事務職)が右側頭部と眼窩の頭痛を訴えて来院されました。
この頭痛は、1か月前から始まり、思い当たる事として仕事が忙しくなり、前のめりの姿勢をするようになったことが考えられるとのこと。カイロ検査を行なうと、顎の開閉に関わる筋と後頭部にある筋の緊張と頚椎の可動性が減少していました。施術としては、それらの筋への緩和操作と、頚椎を中心に背骨の矯正を行ないました。
この患者さんは、座っている姿勢も悪かったため、その悪い姿勢も頚椎を通じ顎関節に関わる筋へ影響を与えたと考え、姿勢のアドバイスをさせていただき、片一方の顎関節ばかりに負担がかからないように両方の顎で均等に物を噛むようにしていただきました。
頭痛は、数回のカイロケアで感じなくなったため、頸椎や顎関節への力学的な負荷が今回の頭痛に関与していたと考えられます。
猫背姿勢のような不良姿勢も、背骨を通じ、頭痛を始め、顎にも影響を与える可能性があります。