30代男性が昨日の朝に寝違えを起こしたと来院されました。過去にムチ打ちを2回経験し、年に数回寝違えを起こすということです。来院時は逃避姿勢で首を傾けていました。
検査では屈曲、左側屈、右回旋ができず、右上部僧帽筋、頚部起立筋、頚胸移行部に圧痛がみられました。また下部頸椎から上部胸椎に過度のアライメント異常がみられました。
施術は患部にアイシングを行い、関節マニピュレーション、徒手抵抗テクニックを行いました。施術後は痛みの軽減、可動域の改善がみられ、屈曲、左側屈、右回旋もできるようになり、逃避姿勢もなく帰られました。
この患者さんの場合、過去に2度のムチ打ちの影響もあってか頚椎、胸椎にかなりの問題がありました。これが年に数回起こす寝違えの要因の一つになっていると思い、定期的なケアをしていくことが今後の寝違えのリスクを減らすこととなります。