10代男性(学生)が腰痛を訴え来院。症状は2,3年前から徐々に始まり、最近は何をしてても辛く体全体もだるいという。特に座っている時に痛みが強く、部位は仙腸関節後面(右>左)である。発症の原因は思い当たらず、随伴症状、夜間痛などはない。
検査では立位、座位時ともに不良姿勢、胸部過剰後弯、腰部過剰前弯、S字側弯、機能的右短下肢、体幹の可動域で伸展、左側屈にて痛みの誘発、仙腸関節後部に圧痛、腰部・骨盤を中心に関節機能障害がみられた。
施術は腰部・骨盤を中心に矯正を行ない、姿勢に関するアドバイスやストレッチ・エクササイズを勧めたところ3回ほどの施術で腰痛は気にならなくなったとのこと。
最近では大人たちによく見られている症状(肩こりや腰痛)が子供にも見られる事が増えてきました。その要因として学校での座学や宿題、ゲーム等により大人たちと変わらないくらい座っている時間が増えたことが挙げられます。以前の子供というのは遊びといったら外に出て身体を動かすことをさしましたが今はテレビゲームや携帯ゲームの事を指すようになってしまいました。長時間し続ける事で腰が丸くなったり猫背になったりします。大人の人と同じように30分に1度でもいいので伸びをしてあげる事で身体にたまった負担を散らしてあげる事が大切です。
それと、成長期にカイロプラクティックを受ける事で神経の働きがスムーズになり身長が伸びる…なんてことも期待できるのではないでしょうか。