20代大学生の男性がイライラ感と疲れやすさを訴えて来院。この症状は、10年くらい前からあり、変化はないとのこと。
カイロ検査を行なうと、背骨や骨盤のアンバランスや全体的な筋、特に脊柱起立筋の緊張がみられました。
この患者さんは、うつ伏せになったときに、カイロテーブルから肩が浮くほど緊張状態にあり、交感神経が優位の状態にあると考えられました。
カイロ治療としては、神経系のバランスを整えるために、背骨や骨盤の矯正を行い、緊張状態を緩めるために、筋の緩和操作を行ないました。
数回のカイロケアでこの症状は治まり、現在は、改善した状態を維持するために定期的に来院されています。
脊柱の両脇には自律神経が走っています。緊張状態が続くことで自律神経が乱れ、その乱れが背中の緊張を引き起こし、そしてその緊張がまた自律神経を乱れさせるというようなことになってしまうと今回のような症状だけでなくリラックスが出来ない、なんどなく体がだるい、いまいち仕事に集中出来ないなどの症状を感じやすくなる可能性があります。
背骨と自律神経というのは物凄く密接な関係性があります。もし気になるようでしたら是非一度ご相談下さい。