室内にて足を滑らせ転倒。尻もちをついた状態。転倒後腰痛があったがその痛みは2日で治まる。しかし腰痛は改善されたが便秘症状が残ってしまった。転倒以前は毎日便通ありだったが転倒後は便通が来なくなってしまい4~5日たったら便秘薬で出すという状態。1カ月近くこの状態が続いている。腹部がパンパンに張ってしまい苦しい。転倒後から肩こりも悪化した。
骨盤、腰椎を検査したところ左腸骨に屈曲変位、下部腰椎に回旋変位がみられた。転倒時に過度の圧力が骨盤にかかった事により大きな歪みが出来てしまったものと思われる。歪みの状況から転倒の際、左殿部を強打したものと推測できる。骨盤腰椎に大きな外力が加わったことで腸の機能低下を引き起こしたものと思われる。腸の運動を支配する神経は腰部にあるのでこのような症状を起こすことがあります。尻もちをついた事で骨盤が大きく歪みその影響で神経に負荷がかかり神経信号を上手く流せなくなったということです。骨盤は家でいうと土台のような部位なので骨盤が大きく歪んでしまうと背部や首肩にまで悪い影響を及ぼします。この方の場合も尻もちにより背部、頚部のバランスも崩してしまい肩こりの悪化につながりました。
施術は5日間隔、計3回の施術で便通は改善されました。転倒の強度によっても変わりますが、処置は早いほうがより早く少ない施術回数で改善が見込まれます。このような事がありましたら早めのご相談をお待ちしております。