先日30代女性の方が、1週間ほど前から頭痛が治まらないとのことでご来院された。後頭部から両側頭部にかけての重だるい感じがあり、この1週間毎日ある。もともと頭痛持ちで月に1度くらい出現するが今回のような毎日は初めてである。また頭痛は疲れている時や仕事中に発症する。慢性的な肩こりもあり、仕事はデスクワークである。
検査では頚部の可動域の低下、後頭下筋、胸鎖乳突筋にトリガーポイント、上部僧帽筋、斜角筋の過緊張が認められ、上部頚椎を中心に上部胸椎、肋骨などの関節に機能障害がみられた。施術はこれらの関節を中心にマニピュレーション(矯正)、トリガーポイント療法、筋肉に対するアプローチを行ったところ、2回ほどのケアで頭痛は改善された。
この方の場合、最近の仕事の忙しさもあり、もともとあった首周囲の筋肉のコリが強くなる→トリガーポイント→活性化というサイクルになったことで頭痛が毎日続いたと考えられます。したがってその要因となるものを一つ一つ除去、またはアドバイスしていくことで改善していきました。