20代男性が先週から始まる首から肩、左上腕にかけての痛みを訴え来院された。
先週末朝起きた時から首に痛みがおこりそれから徐々に痛みは広がり何もしていなくても首には違和感が、身体の動きによっては左肩、左上腕にかけて痛みが広がるようになった。
思い当たる原因は浮かばない。普段と同じように生活をしていたという。もともと慢性的な肩こりはあるもののそこまで辛いわけではない。整形外科でレントゲンを撮影したが特に異常は見られなかった。
検査をしてみると頚部屈曲位で頚部後面に痛み、右回旋で左上腕の痛み、左回旋で左頚肩部の痛みが誘発された。すべての動きで可動域が減少していた。頚胸移行部の連動性の欠如による問題と捉え、フルスパインでの施術を行った。
腰部、胸部の施術後可動域は増えた。その後頸椎の施術もしたところ可動域が増えただけでなく痛みの出る範囲も上腕部がなくなるなどの変化がみられた。
初回施術後まだ頚部に痛みが残るので以後継続的に施術を続けていく予定。