60代男性がめまい感と腰痛を訴え来院された。
めまいは1週間ほど前から起こり、頚部の屈曲と右回旋で起こることがある。立ちくらみのようなものはたまにあったが、1週間も続いたことはない。慢性的な肩こりはあり月に2,3回ほど痛くなることがある。腰痛のほうも慢性的で右に出ることもあれば左に出ることもある。右に出るときはふくらはぎのほうにまで痛みが広がることがある。
検査をしてみると、頚部の運動時めまいの再現はできなかったが脊柱の全体的なカーブが減少していた。
施術はフルスパインで行った。初回施術後翌日まではめまいは出なかった。腰痛もなかった。2回目の施術後、仕事でパソコンを使う時間を2時間までに抑えてみてめまいはなかった。3回目の施術後は以前の仕事量の8割まで戻したがめまいはなかった。4回目の施術後通常の仕事量に戻したがめまいは出なかった。
この患者さんは今まで1年に1回健康診断を受けられていて異常は見られていなかったようです。ですが今年に入ってからその今まで受けていた健康診断を受けなくなり、その途端めまい感が出て不安に思われたそうです。