30代女性がぎっくり腰を起こして来院された。
先日朝起きた時にグキッとなりそれから身体が右に傾いてきた。歩いても痛みがおこるのでそろそろとなってしまう。立ってても座っていても両大腿外側部にジンジンとした違和感がある。この腰痛は横向きで寝てる分には楽になるが下になってる腕が全体的に痺れてくる。この痺れはぎっくり腰になる前はなかった。
5年ほど前に初めてぎっくり腰になって以来、主に季節の変わり目など年2回ほどぎっくり腰を繰り返すようになった。その都度2回ほど近所の接骨院で電気を当ててもらうくらいの事しかしてなかった。1週間前に水泳をした後、肩甲骨の間くらいがピキッとなり激痛に見舞われた。呼吸をするだけでも痛みを伴った。この痛みが引くまでに2日ほど有した。
立位姿勢では体幹の右側方への逃避姿勢、胸椎後湾、腰椎前弯の減少、体幹屈曲30度、右回旋10度で症状が誘発された。触診では右大殿筋、内腹斜筋、下部腰椎に痛みが認められた。
逃避姿勢による腰殿部への過度な負担を取り除き、胸部の可動性を付けるような施術を行った。
初回施術後、逃避姿勢が少し落ち着き屈曲30度で誘発されていた痛みも80度まで動かしてようやく出るようになった。右回旋の痛みはなくなった。
2回目施術の頃、腰痛は再発することはなかったが軽い寝違えになった。そして腕のしびれ感も少なくなった。
3回目の頃には腰痛は全くなくなり肩の張りの方が気になってきた。
特に原因に思い当たるものがなくとも痛くなってしまうケースは結構あります。“痛みがない=何も起こっていない”ことではありません。痛みの前に疲れやダルさ張り感などで身体は訴えてくることが多いです。一度身体から発するサインに耳を傾けてみて下さい。
そして何か違和感やいつもと違う感じなどありましたら是非一度ウェルビースパインにご連絡下さい。お待ちしております。