33年前から繰り返すぎっくり腰を訴え50代女性が来院された。
今回は3週間前に椅子に座っているときに痛みが出始め夜になるころには激痛に代わり、歩くのも億劫になった。座ってる状態から立ち上がるときにのみ右膝に痛みが出る。今までのぎっくり腰は右に出ることが多かったが今回は左に出ている。
今年5月に東京から九州まで車で移動したときにぎっくり腰になり痛みが引くまで1か月半ほどかかった。
定期的に他のカイロや鍼治療に通っていたりしたがなかなか緩解には至らなかった。
来院された時、体幹が右方向への逃避が見られた。
体幹の屈曲では痛みはなかったが戻す時に怖さがあった。右回旋、左屈曲、伸展時に左腰部に痛みがあった。整形学検査ではSLR右90度で腰部に違和感があった。L3SP、RPIN押圧で症状再現、左殿筋緊張が見られた。右腸腰靭帯の圧痛も見られた。
骨盤のアンバランスさがもとで左腰部に痛みを有したと思われる。そしてそのアンバランスさが腸腰靭帯に過度なストレスがかかり長く繰り返すぎっくり腰をよんだものと思われる。
初回施術は腰部・骨盤のアジャストに不安感があったため押圧のみとした。
施術後、立つときの膝の痛みには変化なかったが、腰の痛みによる歩きにくさは軽減した。
2回目施術後、痛みまではいかないが歩いた時に腰に響く。少し体をかがめながら歩くと響かなくなる。ぎっくり腰っぽい痛みはなくなった。
施術内容としては腰部。骨盤のアジャストを開始した。
3回目の施術後は腰をかがめなくとも普通に歩けるようになった。
以後、様子を見ながら施術の間隔を広げていき症状の再発がないか経過観察を行う。
腰だけでなく、痛めた部位はちゃんと治しておかないと再発しやすくなります。弱った部位に負担がかかりやすいのと痛めた部位がそのことを記憶しているからです。放っておけば痛みは引きますがそれはほんとに治ったことで痛みが引いたのかただただ痛みを感じなくなっただけのどちらでしょうか。
もし不安に思われたなら一度ウェルビースパインにご連絡ください。あなたの健康管理のお手伝いをさせてください。