36歳女性が肩こりと腰痛、左足の圧迫感を訴え来院されました。
これらの症状は長年に続く慢性的であり常に感じています。そして毎日夕方くらいになるとこめかみあたりがズキズキしてくるそうです。
それから、1年半前くらいから季節の変わり目など不安定な天気の時にふわふわするような浮遊感と動悸が出るようになりました。
左足の圧迫感は5,6年前に長男を出産して以降腰痛が強いとき出てくるそうです。
2人の子育てのためなかなか自分の時間も作れず、寝る時も両隣に挟まれているため身動きを取ることもできません。
左大腿部の触診と筋力検査、神経学検査をしても異常は見られませんでした。そのほか左大殿筋の過緊張と腰背部起立筋の緊張が認められました。
また、胸鎖乳突筋や頚部伸筋群の緊張もありました。姿勢を見ると骨盤の高さが右に比べ左のほうが高くなっていて肩もいかり肩になっていました。
骨盤の高さが違うというのは簡単に言うと歪んでいるということでその歪みがおしりの筋肉をより緊張させ脚の筋肉のバランスを崩し、今回のような圧迫感を引き起こしたものと考えられます。
1回目の施術は歪みの強く出ている骨盤と緊張の強い肩から首にかけてを中心に施術を行いました。骨盤に対してカイロプラクティックアジャストメントを行った後に大殿筋の過緊張は落ち着き首のほうも併せて筋肉の張りは弱くなりました。初回の施術でだいぶ症状は改善し2回目に顎の施術も加えましたが計4回の施術で脚の圧迫感含む腰痛、肩こりはほぼ消失しました。
担当コメント
この患者さんの脚の圧迫感は骨盤の歪みによるものでした。長年抱えていた問題ではありましたが数回で症状がなくなったのでよかったです。お子さんを育てているとなかなか自分の時間を作ることができず、夜も添い寝をしていると睡眠が浅くなりちゃんと休めなくなることが多々あります。これは育児をしているママさんたちからよく聞くことです。人は寝ている間に20~30回の寝返りを打つといわれています。寝返りは打つことで身体の歪みを整えています。眠りが浅く添い寝をしているとその寝返りが打てなくなり身体の緊張が抜けないまま次の日になってしまいます。それを繰り返すことで身体に疲労がたまり各種の症状が出てしまうことになります。子育ては大変ではありますが、身体にたまった疲れはこまめにとっていかないといつか大きな痛みとなってしまうことがあるので早めの対処が必要です。
ウェルビースパインにはベビーベッドも置いてあるので、お子様連れでも大丈夫です。痛みが気になったり、痛みがなくても最近疲れが取れないという方はお気軽にご相談ください。