38歳女性が右足のむくみとしびれを訴えて来院されました。
この症状3年ほど前から起こり、今年に入ってから特に強く感じ始めました。大腿の外側がモヤモヤとしびれているように感じ膝下にむくみがあり左右の足の大きさが若干違うそうです。ヒールのある靴を履くとペタンこの靴を履いた日よりも足が疲れやすくむくみも強く感じます。
検査をしてみると、神経学検査では陰性を示し、右脚にかかわる筋肉の筋力低下と右足の立方骨の内旋変位が認められました。検査時には顕著な右足のむくみは見られませんでした。
下肢の筋肉の筋力低下により右足に脱力感が出てそれが足のむくみを感じるものとなったと考え初回は筋力低下を戻すため骨盤と脊柱への施術を重点的に行いました。1週間後の2回目の来院時には左右の足の大きさに左右差が見られなかったそうです。3回目の来院はそれから3週間後、今度は2週間ほど足のむくみも気にならなかったそうです。ここで患者さんには骨盤の安定を図るようストレッチを指導しました。4回目の施術はその1か月後でしたが足のむくみはそんなに感じるほどのものではありませんでした。
担当コメント
女性の中で足のむくみで悩まれている方は結構いらっしゃると思います。むくみを起こす最たる要因としては動かさないこと、水分を摂らないことです。なかなかデスクワークが続くと動く機会が減ってしまいます。水分も摂るとむくむと勘違いをしてしまっている方がいますが、身体の中のイオンバランスが崩れてしまい細胞外に水分を出すことで体内のバランスを整えようとします。なので水分を摂ることでそのバランスが元に戻るので水はこまめに飲んであげてください。
ですが、この患者さんの場合のむくみは、そのイオンバランスが崩れたことで起こったのではなくていわゆる歪んだことで力が抜けてしまいそれがむくんだ時と同じように感じていたことで起こったことだと思います。水分をこまめにとっているのにもかかわらず足がむくんでいると悩まれている方はもしかしたらこの患者さんと同じようにゆがみが正されると解決できることかもしれませんね。ですのでこれを読んで心当たりがあるのであればお気軽にご連絡ください。