左膝の痛みと違和感を感じられている男性が来院されました。
左膝の痛みは半年以上前から感じていて、長時間歩いたり、運動したりすると強くなり、休むと痛みは治まるということでした。男性は運送業をしていて物を運んだり運転することが多いということですが、仕事中はあまり膝の痛みを感じないということでしたが、週末にバスケットボールやランニングなどを数十分続けると膝の真ん中あたりが痛むということでした。
膝の可動域は正常範囲内で屈伸運動や膝に負荷をかける検査でも痛みを誘発することはありませんでした。しかし、股関節や腰部の可動域が減少しており、特にハムストリングスの柔軟性の低下が認められました。大腿四頭筋の機能的な弱化かも認められました。
これらの結果より、仕事での長時間の運転によって腰部や股関節の可動域が失われ、急に激しく運動することによって膝に負担がかかってしまい、膝痛を感じていたのではないかと判断しました。
施術は膝に負担をかけている腰部と股関節の柔軟性を高めることと、膝周辺の筋肉のバランスを整えることを中心に行いました。週一回の施術を四週行って運動時に感じていた痛みは完全に消失しました。現在は再発防止と健康維持のため月一回のメンテナンスで通っておられます。
担当コメント
膝関節は非常に不安定な関節で、基本的には屈曲と伸展運動しかできませんが、激しい運動をすると外転、内転、外旋や内旋運動も引き起こします。これらの過度な運動は膝関節や周辺の軟部組織の機能障害を引き起こし、今回の症例のような運動痛が生じることは多いです。腰部や股関節の可動性が減少すると膝への負担がさらに大きくなるので、膝の施術だけでなく、これらの施術も必要となります。
このように膝痛でも様々な原因が潜んでいることが多いので同じような症状をお持ちの方はぜひ当院に問い合わせください。お待ちしております。