練馬区石神井町にお住いの53歳男性の方が、肩の痛みと腕のしびれ、めまいを訴え来院されました。
これらの症状は一か月前から出始めました。最初に左肩甲骨あたりが痛くなりその後、歩く時に腕を振ると肩甲骨から親指にかけて痺れが出るようになりました。
痛みが減るどころか、徐々に強くなっていって発症から3週間後の朝、起き上がろうとしたら突然めまいがおきてしまいました。まっすぐ立っていられず壁に手をついてないと体を支えられないようなまわりがグルグル回るようなめまい感だったそうです。
このめまいはそんなに長引くことは無く、せいぜい10秒程で治まります。頭が痛くなったり、吐き気を催すことは無いですけれども頭を動かそうとするとめまいが強くなります。心配になって病院で検査を行いましたが特に異常はなく「肩コリからくるものでしょう」と言われました。
検査をしてみると、左肩関節の外転が150度をこえると肩甲骨外側に痛みが出てきますが、そのまま我慢すれば180度まで外転は可能。普段と同じように腕を振ってもらうもしびれの再現はありませんでした。頸椎可動域検査でのめまいの再現はなかったのですが、頚部回旋時での筋力検査は低下が見られました。触診では胸椎、上部頸椎の可動域が著しく減少していたので、これらに対し重点的にアプローチしていきました。
初回施術後は、肩の痛みは残るもののしびれがほとんど出なくなりました。めまいも起床時出るがグルグル回っていたものが立ちくらみのようなフワフワ感に変化しました。
2回目施術後は、肩の痛みがほとんど気にならなくなり、しびれも完全になくなり、めまいの出ない日もできてきたのと出たとしてもすぐに治まります。
3回目施術後、前回施術から1週間の間に1回だけ朝ふわっとした感じが出たくらいでした。
担当コメント
この方はかなり早く症状が改善されました。パソコン使用時の姿勢を気をつけて頂いた事や背部から首のストレッチをまめに行って頂けたので早期改善ができました。
このように背骨のバランスをとり柔軟性を取り戻すことは非常に大切です。
首の骨は自律神経に影響する部位です。今回のように起立時に起こすめまいは血圧のコントロールがうまく出来なくなっているケースが多く、その血圧をコントロールするのも自律神経です。
自律神経がうまく働けるようにカイロプラクティックでお手伝いをしたという感じです。
上を向いたり首を動かしたらめまいがするというような「頭位性めまい」はカイロで効果でる事が多いです。
三半規管に問題があったり脳に腫瘍があるなど危険な原因でおきているめまいもありますので病院で検査することも大切です。
病院での検査に問題がなかったのにも関わらず状態が良くならないとお困りの方はウェルビースパインにご連絡ください。お待ちしております。