練馬区富士見台に住む36歳男性が3週間前から続く腰の違和感を訴え来院されました。
この症状は痛みではないのですが、現在週3回通っているジムでトレーニングをするときに感じるそうです。その違和感を強く感じるトレーニングはレッグプレスという下半身を主に鍛えるトレーニング方法のときです。普段の生活では朝布団から起き上がるときにも違和感を感じます。
検査してみると右大腿四頭筋の圧痛と筋力低下、腹直筋の筋緊張と圧痛、脊柱起立筋の緊張がありました。よくよく話を聞いてみるとレッグプレスをする際、だいぶ重量を上げてやっているそうで全身を使って持ち上げているそうです。そして最近は眠りが少し浅くなってきているみたいです。おそらく骨盤の歪みが大腿四頭筋の筋力低下を生み、その骨盤を上半身側から支える脊柱起立筋と腹直筋がオーバーユースになり腰の違和感を起こしたものと考えられます。そして脊柱起立筋の緊張が交感神経を興奮させ眠りを浅くしていたのだと思います。
初回の施術では腰椎骨盤の矯正と筋緊張が強く出ているところに対して緩和をさせていきました。2回目の施術のときには今までよりもレッグプレスをしている最中の違和感は少なくなったそうです。4回目の施術のときにはすっかり違和感がなくなっていたのと今までよりもトレーニングをしているときの体幹の安定感が増し、少し負荷を多めにかけられるようになったそうです。
担当コメント
この患者さんの場合、定期的なトレーニングが症状を重症化させることなく違和感だけに留められていたのだと思います。そして回復も早かったです。最近はトレーニングする人も増え、中には我々も顔負けなくらい筋肉に対する知識が豊富な人もいます。
検査で筋力を用いても力負けすることもまるのですが、やはり我々が施術の対象としている筋肉の筋力低下はその患者さん自身も驚いてしまうほど力が入らなかったりもします。よく筋力をつけたほうがいいですか?と聞かれることもあるのですが、筋力をつけるのも大事なのですがそれよりも歪みなどからくる筋力低下をもとに戻してあげることも大事なのです。
力が強くても筋力低下は見られますからね。だけれども、そういった問題はご自身でどうにかするのは難しいので一度我々にご相談ください。きっとご自身では気が付かなかった癖なども見つかることもありますので身体が変わるのを実感できると思います。